ああそうなんだイタリア語 13 地名の読み方

ああそうなんだイタリア語 13 地名の読み方

どういう約束事になっているのか知らないが、日本では欧米の地名は概ねその国の発音に従うようだ。ドイツのミュンヘンやフランクフルト、イタリアのミラノやナポリ(但し、ヴェニスやフローレンスは英語読み。ヴェネツィアとかフィレンツェとも言われるが、英語読みの方が多いだろうか)、フランスのパリやスエーデンのストックホルムやエーテボリなど。一方中国は日本語の漢字読み(ペキン、ナンキン、ジュウケイ)と中国語読み(シャンハイ、カントン)が混在している。台湾の台北を先日NHKでタイホクと呼んでいたが、これなどはタイペイが既に一般的なのではないかと思うし、タイホクと言われるとなんだか時代錯誤的な呼び方のような気がしないでもない。韓国も最近ではソウルやプサンと呼んでいる。

さて、話はイタリア語に入るがイタリア語は、他の国の地名は基本イタリア語で呼ぶ。とはいえ、全ての都市名にイタリア語があるわけではなく、主要都市のみである。従い概ね英語圏なら英語読みで通じる。しかし、慣行でイタリア語読みのところも多くなる。例を挙げる。ミュンヘンはManaco di Bavieraと言い、Monaco公国と間違い安い。フランクフルトはfrancoforteで意味は自由の要塞である。スコットランドのEdinburgh(エジンバラ)は、Edimburgoになり、burgoはborgoの事で「森」を意味する。オーストリアのザルツブルグはSalisburgoとなり、勿論「Salisの森」である。

その他ドイツの有名な地名をイタリア語で言うと下記のようになる。Hamburg(ハンブルグ)=Amburgo、 Koln(ケルン) =Colonia、Leipzig(ライプツィッヒ)=Lipsia、Mainz(マインツ)=Magonza、Stuttgart(シュトットガルト)=Stoccarda、そして黒い森として有名なSchuwarzvaldはイタリア語では、Foresta Neraとなっている。小さい町や最近イタリアで知られた町などは、ドイツ語をそのまま使う。ドイツ語も然りで、以前ある人がドイツ経由でミラノへ行った時に、乗り換え掲示板をいくら探してもMilano(またはMilan)がない。色々尋ねて、ドイツ語ではミラノのことをMailandというのが分かってやっと、乗り換えに成功したという。イタリアからミュンヘンに行く場合は、Monacoとなっているので、どちらのモナコが確認しておいた方が良いだろう。

フランスの地名も書いておこう。Paris=Parigi、Lyon=Lioneここらはまだ分かりやすい。Marsiglia(マルセイユ)、Nizza(ニース)、Tolosa(ツールーズ)も覚えておいた方が無難だろう。フランスも全ての町名にイタリア語読みがあるわけではない。スペインは、見れば大体わかるが、読み方に注意が必要である。Barcellona(バルセロナだが、イタリア語ではバルチェッローナ*スペルも少し違うので注意)。cの音に注意が必要(Valenciaなど)。イギリスはどうだろうか。Londra(ロンドン)、Edimburgo(エジンバラ)くらいがイタリア語で、他はほとんど原名(Liverpool, Manchester, Oxford等)を使う。他特に注意する地名のみを上げておく。Mosca(モスクワ)、Anversa(アントワープ)、Vienna(ウイーン)、Losanna(ローザンヌ)、Zurigo(チューリヒ)、Stoccolma(ストックホルム)、Gotemburgo(ヨーテボリ)。尚、アジアの地名は大体そのままである。Shanghai(シャンガイと読む)、Pekino(ペキーノ)。東京にはTokioというイタリア語があるが、Tokyoでも構わない。

 

 

 

ドイツのハイデルベルグ(Heidelberg

 

 

nakahara