ああそうなんだイタリア語 14 settembre

ああそうなんだイタリア語 14 settembre

イタリア語を知っている人は分かるが、英語の9月Septemberは、イタリア語ではSettembreという。以降 Octoberはottobre, novemberはnovembre, decemberはdicembreである。イタリア語では、sette-otto-nove-dieciと言えば、7-8-9-10という数字なので、これらはそれぞれ、7月8月9月10月である。しかし、何故これが9月10月11月12月なのか?これの説明については、「読んで楽しいイタリア語の話」から引用する。もし知らなかったとしたら、これはトリビアになるかもしれません。ちなみにトリビアはtriviaというラテン語で、三叉路のこと。意味は何処にでもあるという意味で、誰でも知っている知識とか、くだらない知識のことである。転じて「豆知識」の意味でも使われるようだ。イタリア語でtrivialeという形容詞は、「俗っぽい、粗野な、下品な、陳腐な」という意味であまり尊敬した意味にはならない。英語だとtrivialで大体イタリア語と同じ意味である。派生語でtrifleもあるが、似たような意味である。つまりtriviaとは、くだらない知識である。

さて何故7月が9月なのか?これは、昔のローマ暦では、1年が10ケ月(304日)しかなく、年の始まりが現在の3月だったことによる。つまり3月が第一番目の月で、7番目の月が9月だったわけです。答えは簡単ですが、その間に色々変化もありました。現在の7月と8月、これはもともと5月と6月だったわけですが、ローマ帝国のシーザーそして初代皇帝のアウグストス(イタリア語名Augusto)の時に、7月はLuglio, 8月はAgostoと変えられました。7月のLuglioは、Giulio Cesare(ジュリアス・シーザー)の事です。そして1年も12ケ月に変えられました。これがユリウス暦です。

何故それまで一年が304日(10ケ月)だったのでしょうか?一年が365日で4年に一回のうるう年を設けることは、古代エジプトでも既に知られていたと言われています。勝手に想像すると、当時の冬は寒いので、現在の1~2月の期間(61日)を単に「冬」とかなんとか言っていたのかも知れませんね。それはどうか分かりませんが、どうも月としてカウントしていなかったようです。そしてこの「冬」だかなんだかの間に、足りない分を4年に一度調整していたようです。ちなみにうるう年はイタリア語では、anno bisestileと言いますが、bisestoとは2月29日のことを言い、古語では「4年間」という意味もあったようです。英語では、leap year と言い「跳ぶ年」となって、特に意味はないようです。日本語は漢字では「閏年」と書き中国語と同じです。尚、うるう年には色々決まりがあって、2100年、2200年、2300年はうるう年でなく、2000年と2400年はうるう年です。現代の人で見てみると、1901年以降に生まれた人は、2100年まで生きないと、うるう年でない年を経験することはありません。うるう年は、①4年に一度②しかし100年に一度はうるう年でない③しかし400年に一度はうるう年である。という決まりです。つまり昭和生まれに限ると、4年に一度必ずうるう年を経験しているという事になります。平成生まれは、頑張って2100年まで生きると、一日少ないために一歳余計に生きることが出来るかも知れませんね。

さて、12ケ月に変更した時(ユリウス暦にしたとき)に、最初の月をgennaioと名付けました。これはローマ神話のGianoという神の名で、ドア(入口)の神様です。2月のfebbraioはfebruareから来ています。この意味は、「魂を清める」「慰霊する」「贖罪する」月という意味になります。もともと3月から1年が始まっていましたから、この月に全てを贖罪し新たな1年を迎えようとしたのでしょう。日本の除夜の鐘の考え方に似ていますね。そして、何故2月がうるう年になったのかもわかりますね。一年の最後の月でしたから、最後の月に調整しようとしたのです。

 

 

 

nakahara