ああそうなんだイタリア語 15 giapponese

ああそうなんだイタリア語 15 giapponese

Giapponeのことを先の触れたので、しかも2回も、やはりgiapponeseについても触れておきたい。これも「読んで楽しいイタリア語」が出典である。テーマは、何故英語で日本人は、Japaneseなんだろう?という疑問から発する。つまり、英語だとItalian, Canadian, American, Mexican, German, Korean, Brasilian, Australian, Russianのような-nで終わる語感や、Frenchman, Englishmanのような-manをつける呼び方、Swiss, Dane, Swede, Dutch, Thaiなど短く終わる呼び方などある中で、JapaneseとChineseが-neseで終わる。 Vietnamese は近いが-meseで終わり、portugueseはgueseとなる。

実は、英語では少数派だがイタリア語では -eseは多数派に属する。日本人中国人はそれぞれ、giapponese, cineseであり英語と同じ語尾となる。 似ているがちょっと違うベトナム人はvietnamitaと全く異なる。更に上記の中で、カナダ人canadese, フランス人francese, イギリス人inglese, デンマーク人danese, スエーデン人svedese, オランダ人olandese、そしてポルトガル人portogheseなどもイタリア語では -eseの仲間になり、-eseが主流を占めることがお分かりだろう。もう一つの主流派は、-anoである。italiano, americano, messicano, coreano,brasiliano,などとなる。

英語だと、日本人と中国人しか-neseがないためか(他にもあるかもしれないが)、昔私の友人がアメリカに留学しているときに、Which ‘ese’ are you? 「フイッチーズアーユー?」 と聞かれたという。この話を聞いた時に、大変失礼な聞き方じゃないかと思ったものだが、英語(特に米語)には人を馬鹿にしたような言い方が五万とあるので、その中の一つで、深く考えないで使うのだろうと思うのだが。私の仕事の一環として、英語のスラングと併せてイタリア語のスラングなどを集めたりしているが、日本語も英語もわかるイタリア人が言うには、イタリアにはスラングと言うか汚い言葉が沢山あって、日本語にはあまりないと言う(?そうだろうか)。しかし英語にはとてもじゃないが叶わないと言う。特に米語は汚いスラング目白押しで、イタリア人もびっくりらしい。

日本人が英語を勉強するときには、この想像以上に沢山あるスラングをも理解しなければならない。まあ、スラングまで行かなくても、20000語ほどの単語を覚えないと、英語ネイティブと対等には話せないことから、私は個人的には、文法を一通り覚えたら後は単語力が勝負になると思うので、現在の語彙力2000の人も5000の人もあと10000を上乗せする必要があり、是非そのお手伝いをしたいと思っている。10000を5年で覚える(10000覚えなくとも、努力することで5000は記憶に残る)には、年に2000、週に40新しい単語に接する必要がある。

話がそれたが、英語は勿論ラテン語やイタリア語から見たら、大分後に形づくられた言語だが、イタリア語をそのまま踏襲しないで、~anとか~sh(Irishなど)とかにしたのは何故なのか? 多分その方が語感が良かったのでしょうね。日本はイタリア語(ラテン語系)のままJapaneseになった。何故なら、だれも異議を唱えなかったから。程度の事じゃなかったのでしょうか。まあ、もう慣れたからいいですね。

nakahara