フランス語初心者の驚き

フランス語初心者 6

6.「est-ce que」:このest-ce queというのが、どういうものか、estとceとqueがどういう意味で繋がれているのかさっぱり解りません。NHKのテキストを見ていたら、est-ce queは「疑問文ですよというマーク」だと書いてあり、なんだか分かったような気が??つまり日本語の「~か」だということでしょう?違いますか?辞書を引くと確かにest-ce queという単語として載っていました。疑問副詞です。Que est-ce que c’est? の文章構造がよく解りませんが、これは日本語に置き換えると(なに+か+ここにあるもの)=これは何ですか、ということなんですね?なんで、「か?」に、est-ce queという3文字も使うのか、とか言ってもこれが言語なんですね。Que est-ce que c’est? は疑問文の作り方に沿えば、Qu’est-ce?も使えるが、これは稀であると辞書に書いてある。テキストにはQui est-ce? はあるのでこちらは使うのでしょうね。こちらは、est-ce queを使うと、Qui est-ce que c’est?になるのかな?est-ceはc’estをひっくり返したものですから、同じことを2回言ってるみたいですが。以上フランス語初心者のぼやきでした。

フランス語初心者 5

5.accent circonflexe「アクサンシルコンフレックス」:circonflexeとは「湾曲した」とか「への字型の」という意味らしい。genoux circonflexesは「湾曲した脚」、つまりがに股だそうです。これはご存知のように、iやuの上に付くアクセント^ですね。どうも、これも今つけるとかつけないとか話題になっているらしい。フランス語の検定試験は、3級試験になるとスペルを書かねばなりません。フランス語は動詞の変化に伴いアクセントが付くので注意が必要です。ただ^に関しては、現在つけてもつけなくても仏検では正解としているそうです。実際、発音がどう違うのか、私にはさっぱりですが。別項で上げた、名詞の性についても、例えばイタリア語ではすでにscrittore(作家)には、scrittriceという女性名詞がありますが、フランス語はécrivaineは男性名詞だそうです(と1998年発行の辞書には書いてある)。しかし女性の強い国ですから、最近は男性名詞だけでは許されない様です。そうするとこれから西欧社会は、人を表す言葉は、男女の両性を持つ単語と、女性の性だけを持つ単語になるのでしょうか。

フランス語初心者 4

4.raison d’ être: さて、続いて「哲学的」な話を。レゾンデートル:これも良く使われます。レゾンドートルか、コーヒーショップ名のデジャヴから、レゾンドトールだったのか、レゾンドール(これは多分リオンドール(金獅子勲章)との混同)なのか、本来の意味が解らないと出鱈目ですが、raison d’ être と文字を見ると、少し解ります。イタリア語で「私は正しい」は、ho ragione.と言います。ragioneは道理、理由、理屈です。フランス語ではJ’ai raison.となり、このraisonは同じ意味です。従い、raison d’êtreは「存在の理由」です。または「生きがい」とも訳されるようです。先輩から「君のレゾンデートルは何かね?」なんて偉そうに聞かれたことはありませんか。あるボクサーが「君の座右の銘は?」と聞かれて、「右1.5、左1.5」と答えたという笑い話がありますが、こんなことにならないよう。尚être de raisonと反対に書くとこれは、「観念的存在」になります。益々解らなくなります。フランスはデカルトやパスカルなど、実存主義哲学の祖と言われる人が多い国ですから、議論好き、理屈っぽい、人の意見に賛成しない、などということで知られます。しかし、まあ何で日本人は哲学になるとフランス語なんでしょうかね。サルトルが唱えたアンガージュマンもengagementと書きます。英語も同じですから、こう書いてくれるとなんとか解りやすいのですが、どうも哲学用語はフランス語でないといけないようで。engagementは「知識人の社会参加」のことです。尚、ragione d’essereと言ってもイタリア人は何のことかさっぱりわからないそうですから、「存在の理由」は必ずフランス語で。

フランス語初心者 3

3.「Je pense, donc je suis.」:われ思うゆえにわれあり、のフランス語です。この文章は初心者には理解し易いですから書きました。penser「思う、考える」とêtre「ある、いる」に、donc「ゆえに」を加えた文で、実に簡潔です。哲学的な文章は簡潔ですね。これは多分考えるという行為が人間としての存在を確認するという様な意味があるのでしょうね。私はひねくれものですから、Je mange, donc je suis. 我食べるゆえに我あり、の方が解りやすいと思いますが、フランス人に言うと馬鹿にされるでしょうね。ところで、フランス語の初心者にはその発音が大変難しい。特にイタリア語から入ると、読み方がよく解らないので、余計発音に躓きます。しかし、それはイタリア語から入っていない人も同じようで、例えば、現在(at present(英), in questo momento(伊))のことを、en ce momentと言いますが、これをオン・ス・モマンとフランス語らしく発音しても全然通じません。ある人から、これは「大スモモ」と言うと、聞いてその通りフランス人に言ってみたら通じました。別の項であげた、dans ce casも「ドンスカ」で、tout le temps (all the time/tutto il tempo)も「ツルトン」と、カタカナ読みで通じました。フランス語を見ながら言うと通じないけど、カタカナで覚えた方が通じます。尚首題のデカルト、イタリア語だとPenso, dunque sono.です。イタリア人にMangio, dunque sono.と言うと多分笑ってくれます。

フランス語初心者 2

2.「ヸオロン」:秋の日のヸオロンのためいきのひたぶるに身にしみてうら悲し。鐘のおとに胸ふさぎ色かへて涙ぐむ過ぎし日のおもいでや。げにわれはうらぶれてここかしこさだめなくとび散らふ落葉かな。Les sanglots longs Des violons De l’automme Blessent mon coeur D’une langueur Monotone. とはじまるベルレーヌの詩を見て何想う?「ヸ」この字を知ってますか?この文字のひらがなは「ゐ」に〃が付く。日本人がなくした母音の一つ「ゐ」のカタカナです。フランス語では、violons ですから今なら「ヴぃ」と書くところでしょうが、「ヸ」はヴぃではありません。「いろはにほへと…」の中には「い」が二つあります。一つは最初の「い」次は「ういのおくやま」のいですが、この後の「い」はもともと「ゐ」です。従い「ゐ“」で昔あった母音です。もう一つありますね。「ゑ」です。「けふこえて」の「え」と「えひもせす」の「え」後者は本当は「ゑ」です。「え」とは違う発音です。

フランス語に、Mon Dieu!という驚きの言葉があります。イタリア語ならDio mio! 英語名ならOh my God! です。これは、モンデユーと聞こえるのですが、そうフランス人に言っても全然通じません。Monは「モン」ではないのでしょうね。多分「ゥモン」とか「ゥモンヌ」のような音なのではないのでしょうか?enは絶対「アン」ではないですね。そうは聞こえません。でも「オン」とも書けないようですね。またTant pis!(残念!)という言葉がありますね。トンピーに聞こえるので、そういっても全く通じません。つまり、日本人が持っている母音だけでは、絶対発音することが出来ません。日本人は何故あった母音を失くしたのでしょうね。今絶滅種に近いのは、「を」でしょうね。これは殆ど「お」で済みますから。ちなみに、「ヸ」はvi「ゐ」はwi、「ゑ」はweだそうです。そう書いても、その音を我々は失くしてるから解りません。

 

フランス語初心者 1

  1. Dans ce cas「ドンスカ」:語学学習を面白くやるには何かに気づくこともそのひとつ。面白くやっても上達するかどうかは保証出来ませんが。フランス語を聞いていると、「ドンスカ」と言っている。ドデスカデンなんていう映画が相当昔にありましたがね。「どーすか」「はい、ソースか」みたいな感じ。これは、Dans ce cas.と書きます。英語ではIn that case, イタリア語ならin tal casoでしょうか。casを「カ」としか読まないんですね。そうすると、今度はen tout casという熟語に出会いました。これは、英語なら in all cases ですが、辞書では「いずれにせよ」「ともかく」となっています。気になったのはこの音です。casが「カ」なので、これは「アンツーカ」と読むのではないか(enはこれまでの私のヒアリングではアンよりもオンに近く聞こえますが)。それなら、テニスコートのアンツーカーと関係がないかと思って調べたら関係がありました。アンツーカーは全天候型のコートとして知られますが、in all cases、つまりどんな条件でもという意味で命名したそうですね。しかし、フランス語では全くそんな意味はないそうで、命名はアメリカ人がフランス語でつけただけとのこと。つまりこれは和製英語ならず、米製仏語なんです。ああ、面白い。
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