イタリア語のことわざ

イタリア語のことわざ 7

7.Batti il buono, e lui migliora. Batti il cattivo, e lui peggiora. 「バカにつける薬はない」

原語は、良い子を鍛えれば成長する。悪い子を鍛えても更に悪くなるだけ。buonoは善人、cattivoは悪人のこと。battereは叩く。従い、「善人(頭の良い人)を叩けば(鍛える)良く鳴るが、悪人(頭の悪い人)を叩いても何にもならない。」

 

イタリア語のことわざ 6

6.Asino che ha fame mangia d’ogni strame.  「溺れる者は藁をもつかむ」

原語の訳は、腹が減ったロバは、どんな干し草も食べる。「腹が減ったら何でも食べる」から

イタリア語のことわざ 5

5.Chi non ardisce, nulla fa.  虎穴にいらずんば虎児を得ず。 危険を冒さないものは何も出来ない。

ardire (di~) =危険をおかして~をする

イタリア語のことわざ 4

4.Al bisogno si conosce l’amico.   助けが欲しい時に真の友を知る。まさかの時の友こそ真の友。

英語では、A friend in need is a friend indeed. と韻を踏ませてあります。

イタリア語のことわざ 3

今回はalbero(木)を使った諺を一つ紹介します。

3.Albero spesso trapiantato mai di frutti e` caricato.   trapiantareは「植え替える」mai di fruttiはことわざに良くある文章の倒置で、文意を強めたり、韻を踏ませたりするときに使われます。普通の文章なら、Albero spesso trapiantato e` mai caricato di frutti. となりますが、これでは文章にアクセントがありませんね。

さて、いつものように直訳は「良く植え替えられる木には実がならない」となります。意味は「仕事を良く変える人は成功することが出来ない」という意味です。日本語で「転石苔むさず」とは、①職業や住所を良く変える人は財産を気づくことが出来ない、という意味と②活発に動いている人は、世の中に取り残されることがない(苔がつかない)という意味の2つがあるそうですが、このイタリア語の意味は①の方のようです。

イタリア語のことわざ 2

前回に続き今回もacquaを使ったことわざを一つ

2.Acqua passata non macina piu`.   macinareは 粉を挽くこと。つまりこの場合は水車(mulino ad acqua)を想像していただければ良い。直訳では、「過ぎ去った水は粉を挽かない」は、水車を通り過ぎた水は最早や粉を挽かないという意味になる。日本語のことわざなら、「覆水盆に返らず」「去るものは追わず」「済んだことは水に流せ」などが近いことになる。

イタリア語のことわざ 1

「Proverbi d’Italia」は、九段アカデミーから2018年に出版したイタリア語のことわざ辞典です。その中から抜粋して、少し説明を加えながらこのページで紹介していきます。ことわざは、世界共通のものが多くありますが、表現が違うところが面白い。表現の違いによって、微妙にニュアンスの差も生まれますが、それは、それぞれの言葉や文化・歴史の特色でしょう。そういうところを感じながら読んで頂ければ幸いです。

1.Acqua lontana non spegna il fuoco.  「遠くの水は火事を消せない」 これは、水があっても近くになければ火を消せない=遠くにいれば助けることが出来ない、ということで、日本語の該当することわざは、「遠くの親戚より近くの他人」または「二階から目薬」(ちょっと意味することは異なるが、もどかしい事の喩えゆえ、共通点はありそうだ。)を挙げておきます。

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