英語学習について歴史に学ぼう

英語学習について歴史に学ぼう

長年、日本人の英語学習方法は試行錯誤を繰り返しています。文科省の教育要領も10年置きに変わり、ゆとり教育の結果日本人の教育レベルが世界的に大きく下がったことで巻き返しに必死です。
「英語」に関しては、文科省がいかに教育要綱をいじろうと、ずっと低位は変化なし。英語教育に関わってきた者から見ると、日本語と英語は全く異質の言語であることを理解してかからないと、日本人の英語レベルが上がるとは思えません。世間や文科省の動きに左右されずに、言語というものを見つめている人は一番大事なのは、「国語」であると言います。つまり、外国語は「国語」の発達の後に学習すべきもの。
従い、バイリンガルは羨ましいが、一つの言語(日本なら日本語)を、高度のきれいな表現で話し書くことが出来ないと、相手にされないことも良く考えておいた方が良いということです。

幕末に日本人はそれまでのオランダ語から突然英語を学習する必要に迫られました。当時、どのようにして日本人は英語を学び、条約改正などを成し遂げて行ったのでしょうか。
今日本人が一番苦手なのは、ヒアリングでもスピーキングでもなく、その前に読解力がないのが実情です。日本人は話すのは苦手だが、読むことは出来ると信じて努力を怠った結果です。明治の頃、日本人は読むことが出来ました。それは、漢語の素養があったからです。漢語の構文とオランダ語や英語は同じではありませんが、似ています。当時オランダ語を初めて学ぶ時に、500語程度の辞書と読み物を与えられたと言います。与えられた辞書で単語を引き、分からない単語を必至で調べたら、文意が取れたのは漢文の素養があったからです。漢文の素養のない現代日本人は、まず本を真剣に読み、構文を理解する学習が必要なのです。
語学学習が会話を目指すものなら、会話学習が必要です。しかし、会話学習だけだと、語彙や表現力を大幅に増やすことが出来ません。本を読み作文を行うことは、決して文法学習ではなく、会話学習の補佐学習として、語彙や表現力を増やすことに役に立ちますから、平行して学習をすることがお勧めの学習方法です。