イタリア語学習者が間違いやすい文法ミス2

イタリア語学習者が間違いやすい文法ミスを、九段アカデミーの添削事例でご紹介します。
本来の添削方法は、1=文法のミス 2=単語や熟語の使い間違い 3=スペルミス 4=正しい文章 5=得点 となりますがここでは、省略してまとめています。
1. 前置詞や冠詞の間違い(初級レベル)
イタリア語特有の慣用句や前置詞の使い分けに関する例です。
  日本語課題:私は地下鉄の駅まで歩いて行きます。
  • 元の文: Vado al stazione di metro con i piedi.
  • 添削内容:
    1. alla stazione:stazioneは女性名詞なので冠詞前置詞も女性形にします
    2. a piedi:「歩いて」は冠詞を使わない慣用表現です
  • 正しい文: Vado alla stazione della metropolitana a piedi.
  • 得点: 8/10

日本語課題:私は15時の電車で東京から名古屋へ出発します。

  • 元の文: Io parto da Tokyo a Nagoya alle quindici in treno.
  • 添削内容:
    1. per Nagoya:動詞 partire(出発する)で目的地を示す際は、前置詞 per を使います
  • 正しい文: Parto da Tokyo per Nagoya alle quindici in treno.
  • 得点: 9.5/10

2. 動詞の選択や時制の間違い(中級レベル)
意味は通じますが、文脈に応じた適切な動詞や時制の選択が求められる例です。
  日本語課題:もしかして、この近くにミニスーパー(コンビニなどでも良い)をご存じですか。
  • 元の文: Conosce pure se c’è un piccolo supermercato qui vicino?
  • 添削内容:
    1. Sa:情報を知っているかどうかを尋ねる場合は、conoscere ではなく sapere を使います
  • 正しい文: Sa pure se c’è un piccolo supermercato qui vicino?
  • 得点: 9/10

日本語課題:彼が鼻をかんだときに、みんなは驚いて彼を見た。

  • 元の文: Quando lui ha soffiato suo naso, tutto l’hanno guardato con sorpresa.
  • 添削内容:
    1. si è soffiato il naso:身体の一部に関する動作は再帰動詞を使い、所有形容詞(suo)は省くのが一般的です
    2. tutti:「皆が」と言う際は複数形にします
  • 正しい文: Quando lui si è soffiato il naso, tutti l’hanno guardato con sorpresa.
  • 得点: 8.5/10

3. 家族名称と所有形容詞のルール
間違いやすい冠詞の省略ルールに関する例です。
  日本語課題:彼は彼の妻に関してあることないこと言われて怒り出した。
  • 元の文: Lui ha cominciato a arrabbiarsi perché è stato detto in vari modi sul sua moglie.
  • 添削内容:
    1. su sua mogliemoglie(妻)のような単数形の家族名詞に所有形容詞を添える場合、定冠詞はつけません
    2. hanno detto ogni sorta di cose:受身形(è stato detto)よりも、能動態で「(彼らが)あれこれ言った」とする方が自然です
  • 正しい文: Lui ha cominciato ad arrabbiarsi perché hanno detto ogni sorta di cose su sua moglie.
  • 得点: 7.5/10

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